アメリカ在住の投資家より:グローバルスタンダード放棄が正解。

これからはグローバルの時代。国内に閉じこもってた今まではいいかもだけど、世界では通用しないゲッキ!どうすれば日本人はグローバルビジネスパーソンになれるゲッキ!?
icon1

日本人がグローバルに活躍するためには、ずばり何が大事ゲッキか?

icon2

在米ベンチャーキャピタリスト T.K(39歳)

そうですね、日本人らしさを武器にすることかと思います。

icon1

何言ってるゲッキ!?日本人の考え方なんて、世界じゃやっていけないことは、Kさんもよく知ってるんじゃないゲッキ?

icon2

在米ベンチャーキャピタリスト T.K(39歳)

それが案外そうでもないんです。もちろん、決めるべきことを先延ばしにしたり、責任を押し付けあったりといったところは変えていかないと、たとえ資金力があってもあっという間にビジネス上の競争に負けていくでしょう。私もかつてアメリカに来た頃は、「脱・日本人気質!」と鼻息が荒かったのですが、この地でビジネスをしていくにつれて、日本人らしさの価値に気づいたというか、日本人らしさというのを発揮しないと、結局「『どこにでもいそうなアメリカ人』っぽい日本人」にしかならないなと思うようになりました。

icon1

例えばどんなことゲッキ?

icon2

在米ベンチャーキャピタリスト T.K(39歳)

「空気を読む」というのは、日本人が世界に誇る特殊能力の代表例です。日本人は空気ばかり読んで表立って何も言わないから、ディスコミュニケーションが発生したり、バシバシ発言する人にチャンスを奪われていくという言説がありますね。確かに、読むだけ読んで何もしないのは問題ですが、アメリカ人やアメリカンなやつらはやつらで、相手の心中を読もうとしません。だから彼ら自身も意外とストレスを抱えてたり、議論の流れに流されて最も合理的な合意に至らないという状況も発生したりします。そこに行間を読む人がいて、ギスギスした会議で「ちょっと待って、今の彼の発言の真意はこういうことなんじゃないか。どうだい?」と割って入ったり、交渉の場で「Yes」と言いながらどこか不満げなキーマンに、後日水面下で接触して話をまとめたりと、空気を読みつつ適切に動くことで、劇的に生産性を上げたり成果を上げたりできるわけです。

icon1

そういう立ち回りは、確かに空気が読めないとできないゲッキ!

icon2

在米ベンチャーキャピタリスト T.K(39歳)

伝統的なフレンチやイタリアンの世界で、日本人的感性を持ち込んだ日本人シェフが新しい風を吹かせているように、日本人であることを強みに変えることが、グローバル競争の参入者が増えれば増えるほど、重要になると思います。明治期の日本人が形だけの西洋を真似ていろんな不具合や行き詰まりを見せたのと同じで、一番やっちゃいけないのは、現時点でのグローバルスタンダードを猿マネして、同化しようとすることだと思います。

調査結果|グローバルになっていけばいくほど、日本人だからこそ発揮できる強みを磨く、という発想が重要になるということが分かったゲッキ!日本人はこの話をよーく覚えておくといいゲッキ。