トップ広告ディレクター:10年くさ飯ism。

すぐに結果を追い求める人が多いコローン。何か早いうちにピークを迎えた人は早くダメになっている気がしてならないコローン。10年冷や飯を食ったという人に話を聞いてみたコローン。
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10年冷や飯をって、評価されないってことは給料も上がらなかったコローン?

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某広告制作会社 ディレクター H.K(39歳)

僕、給料を追いかけたことないんです(笑)お金と自分の力、お金と信用、いろんなことを考えてもお金は結果でしかないんだと思っていたので。信用があれば、チカラがあれば、お金は自然についてくると思っていました。今となっては自分の考えは間違ってなかったと思うけど、若い頃は、評価された方が嬉しいし、お金はあった方がいいし、お前はダメだと言われ続けたら辛いので、イヤになりそうなこともありましたよ(笑)でも、お金を追いかけても自分の人生は手に入らないとは思っていたので、負けず嫌いでしたしね!どんなに稼いでる人でも自分の方が人間としては上なんだという気持ちは強くありましたね。

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冷や飯ってどういうことコローン?

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某広告制作会社 ディレクター H.K(39歳)

会社の中で評価されないからポジションがないんですね(笑)ある意味孤独。でも、孤独は生きる前提だと思っていましたから(笑)会社の中でポジションを築くためにあくせくして人生終わっちゃったらもったいないじゃないですか。人生で一番変えがきかないものは時間ですから。この会社なんて世の中から見ればちっぽけなもの、そこで、ポジションを築くために自分を捨てていくんだったら、自殺した方がマシだと思っていましたよ(笑)

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そこまで言うコローン?

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某広告制作会社 ディレクター H.K(39歳)

そうですね(笑)。今でもそう思っていますしね。ただ、若い頃と違って思っているのはこの世の中、案外、平等なんだなってことですね。結構、評価もついてきちゃうんですよ。僕としては後5年くらいは、孤独にやりたかったんですけど。むしろ冷や飯の期間が短か過ぎたって思ってるくらいです(笑)

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今では評価されてるみたいだけど、それはどうコローン?

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某広告制作会社 ディレクター H.K(39歳)

プロジェクトを任せられたり、事業を任せられたり、後輩の面倒を見ないといけなかったり、たぶん、世の中で言うとキャリアアップと言われるんでしょうけど、ちょっとつまらなくなってはいますね。仕事で嬉しいことって、例えば、お客さんと業者という関係を超えて何かその時間を共有した同士というかそういう関係を築けることだったり、今までないところに一歩踏み出すドキドキだったり、ただ社会にあるものでお金にするのではなく、意志と勇気みたいなのが面白いし、それが人生だと思うし、仕事が人間と人間である限り、お金はついてくると思うんですけど。何か年寄りはお金しかないから(笑)もう死ぬんだから、いいじゃないと言うんですけど、おまえたちのためだとか言うんですよね(笑)つまらないですよね、お金を追いかけるようになったら、仕事も人生も、そりゃお金は必要だから、全くってわけじゃないですけど、お金は結果なのに、結果ばかりの話が多過ぎる、それじゃお金を稼いで何をするの?って、そんな会社って先がない気がするんですけどね、それなら、どれだけみんながチカラがつくことを考えた方が先だと思うんですけど、分かってもらえないですね(笑)

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この先はどういうことを考えているコローン?

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某広告制作会社 ディレクター H.K(39歳)

今までは環境というのはあまり考えたことがなかったんですね。会社で働こうが、フリーになろうが、起業しようが、どれでも、なるようになるだろうと(笑)でも、ちょっと考えなくちゃいけない感じになってきた。それが、大きな問題なんです(笑)面倒だなと。もう少しつまらなくなったら、たぶん、考えますよ(笑)でも、その中でも、ただ思うのは間違いない生き方をしていきたいなと、結果はついてくるはずですから、と今でも信じてるんですけど(笑)ロマンチストなんです、僕、(笑)

調査結果|ロマンを求めるって、空想を大切にすること。現実やお金ではなく、見えないものや聞こえない声とか、それこそが大切になってきているのかもしれないコローン。あなたも少しはロマンチストになってみるコローン?きっと違う自分が見えてくるかもしれないコローン。